ジンバブエって、つい1年半くらいまでは日常生活でも「兆」の位が必要なほどのハイパーインフレを起こして、最終的に経済が崩壊した国です。その後、自国通貨を放棄して経済を米ドルと南アフリカ・ランドで回すことにしてなんとか小康状態を取り戻し、このところは経済も市民生活も一応の落ち着きは取り戻した・・・というものの、産業は再生できないほど痛んでいて国内にろくなビジネスはないんです。
なのに、こないだハラレのレストランでディナーをして駐車場に出てきてみたら、超巨大なロールスロイスが停まってるんですよ。「TopGear」で見たのと同じカラーリングの、おそらくは最新型。そして、その向こうに、色違いでコンバーチブルのやつがさらにもう一台!
なぜそういうことが可能なのか、想像はつく。が、途中までその理由を書いてみたんだけど、でも、ここでそれを公開しちゃうのは、たとえ日本語で書いたとしてもヤバい気がするので、やめときます。
ひとつコメントするとすれば、これが国が発展しない理由を象徴してるよな、っていうところです。詳しい話をお聞きになりたければ、個人的にメールください。
June 29, 2010
June 27, 2010
「いい国に生まれたのだ」っていう話。
佐藤尚之さんのブログに「いい国に生まれたのだ」ということっていうエントリがあがっておりまして、GPI(世界平和指数)で日本が3位だったことを取り上げられてます。ちなみ、私が今いる個に国は、GPI135位/149国で、惨憺たる成績。この国の成績が悪いということで、このGPIが発表されたというニュースが私の関心の網に引っかかっていたんですけど、佐藤さんは「日本はいい国だよね」という視点でこのニュースを拾ってらっしゃいました。
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そうだよねー。明日は真っ暗闇、みたいな雰囲気の報道ばっかりだけど、日本はどんだけ恵まれているか、GPI135位の国にいなくても実感できるはずですわ。それで、先のエントリに対して、佐藤さんに「そうですよね」っていう内容のフィードバックのメールをお送りしたところ、そのメールがほとんどそのまま佐藤さんのブログに転載されてますので、ちょっとリンクしておきます。
こんな風に、普通だったら絶対にお近付きになれないような人ともコミュニケーションが取れるっていうなんて、いい時代になりました。
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そうだよねー。明日は真っ暗闇、みたいな雰囲気の報道ばっかりだけど、日本はどんだけ恵まれているか、GPI135位の国にいなくても実感できるはずですわ。それで、先のエントリに対して、佐藤さんに「そうですよね」っていう内容のフィードバックのメールをお送りしたところ、そのメールがほとんどそのまま佐藤さんのブログに転載されてますので、ちょっとリンクしておきます。
こんな風に、普通だったら絶対にお近付きになれないような人ともコミュニケーションが取れるっていうなんて、いい時代になりました。
G8サミットの首脳宣言の報道がおかしい。
カナダ・ムスコカのG8サミットが首脳宣言を発表して閉幕したんですけどね。
これが首脳宣言の全文。まあ、英語読むの大変なので、私も全部読んだわけじゃないですけど、最初に大きく開発の問題が取り上げられて、MDGs、母子保健、アフリカなどに焦点を当ててる。
次が環境、気候変動関係。
その次に貿易、投資。
最後が国際平和、安全保障関連。
宣言は事前の事務方の準備を経て、最後に首脳に議論が委ねられて発表されるわけですけど、実際の議論で一番時間が費やされたのは、このところのユーロ危機もあって、経済問題だったそうです。
ところが。
これが、東京新聞のG8首脳宣言の要旨の報道。
テーマの順番が入れ替えられており、分量も違う。 軍縮→北朝鮮→イラン→アフガン→世界経済→開発・アフリカ→環境の順になってて、前段の方に力が入ってる。
朝日にいたっては、こんな感じ。
母子保健については他の記事で若干触れてはいるものの、最後に出されたG8首脳宣言の総括記事として、これ。北朝鮮問題とイラン問題にばっかり触れて、最後にちょろっと経済。
* * *
北朝鮮やイランの問題が重要であることは否定しないよ。でもね、世界は何に関心を持って、取り組むべきと考えているのか、世界に君臨するともいえる「G8」はどんな責任を負っているのか、日本の報道はマトモに伝えていないのです。勝手に自己の関心事項だけを拾って報道している。 すでに報道機関としての役割を果たしているとは言えないんじゃないの?
実際にG8に出ている、大手NGO、Oxfam(本部は英国)の論客も指摘してらっしゃいますね、ちょっとマズいでしょうこれはって。
これが首脳宣言の全文。まあ、英語読むの大変なので、私も全部読んだわけじゃないですけど、最初に大きく開発の問題が取り上げられて、MDGs、母子保健、アフリカなどに焦点を当ててる。
次が環境、気候変動関係。
その次に貿易、投資。
最後が国際平和、安全保障関連。
宣言は事前の事務方の準備を経て、最後に首脳に議論が委ねられて発表されるわけですけど、実際の議論で一番時間が費やされたのは、このところのユーロ危機もあって、経済問題だったそうです。
ところが。
これが、東京新聞のG8首脳宣言の要旨の報道。
テーマの順番が入れ替えられており、分量も違う。 軍縮→北朝鮮→イラン→アフガン→世界経済→開発・アフリカ→環境の順になってて、前段の方に力が入ってる。
朝日にいたっては、こんな感じ。
母子保健については他の記事で若干触れてはいるものの、最後に出されたG8首脳宣言の総括記事として、これ。北朝鮮問題とイラン問題にばっかり触れて、最後にちょろっと経済。
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北朝鮮やイランの問題が重要であることは否定しないよ。でもね、世界は何に関心を持って、取り組むべきと考えているのか、世界に君臨するともいえる「G8」はどんな責任を負っているのか、日本の報道はマトモに伝えていないのです。勝手に自己の関心事項だけを拾って報道している。 すでに報道機関としての役割を果たしているとは言えないんじゃないの?
実際にG8に出ている、大手NGO、Oxfam(本部は英国)の論客も指摘してらっしゃいますね、ちょっとマズいでしょうこれはって。
再開。
ブログ、こそっと再開してみる。
しかし、これほど投稿に間隔のあいたブログってないんじゃないか。ブログを開始したのが2002年8月、最後の投稿が2003年4月、今は2010年6月。
当時、まだブログという言葉さえが目新しくて、国内で書いている人はほとんどいなかったと思う。そのころブログがあったことを覚えているのは、ネオテニーの伊藤穰一氏のものくらい。あ、今でも書いてらっしゃる。
で、当時日本国内でブログをホストしているサービスがなくて、海外の「Blogger」っていうサービスを使って始めたわけです。日本語非対応だったんですけど、日本語で投稿すれば日本語で表示されるのでそれでいいかと。
ところが、先方サーバーで何か設定変更されたのか、ある日突然、すべて日本語が文字化けしてどうしようもなくなってしまいまして。新たに投稿しても、化けてしまう。もともと日本語非対応のサービスだったので、文句を言うこともできず、そのまま放置プレイ。
その後、ブログは一斉を風靡し、SNSが興隆し、私もご多分に漏れずmixiやfacebookにアカウントを持つことになっていったのです。しかしですね、たとえmixiが2000万アカウントを超えたと聞いても、やっぱり閉鎖された空間であることが感じさせられる。まあね、自分の身の回りのことをたらたら書いてる日記を大勢に見てもらう必要もないので、それはそれでいいんですけど、そんなところでこないだ読んだのが佐々木俊尚氏の「ネットがあれば履歴書はいらない」。
このご時世、「自分」というもののありようをネットの上にも置いておかないと仕事にならないよね、というのはぼんやりと感じていたんですけど、ずばりそれを指摘した本でした。mixiに時々書いてる社会ネタの日記も、mixiの中に置いておくだけじゃマスターベーションの域を出ない。やっぱりブログくらいはないと発信力が持てない。幸い、ここ数ヶ月で私の今住んでいるこんなアフリカくんだりでもネットの接続が大分安定するようになってきたので、ブログ再開の敷居も下がってきたし。
で、久しぶりに「Blogger」をチェックしてみたら、昔の投稿の文字化けは救えないけれど、日本語対応になってた。(で、「Blogger」はGoogleに買収されてた。)
他方で、今やってる仕事は守秘義務がかかったり、「職務上知り得たことはむやみに公表しない。」というお約束もあったりで、情報発信には気を使うことも多いんですけど、とりあえず再開する環境は整っているのが分かったので、よろよろと投稿を再開してみる次第です。
しかし、これほど投稿に間隔のあいたブログってないんじゃないか。ブログを開始したのが2002年8月、最後の投稿が2003年4月、今は2010年6月。
当時、まだブログという言葉さえが目新しくて、国内で書いている人はほとんどいなかったと思う。そのころブログがあったことを覚えているのは、ネオテニーの伊藤穰一氏のものくらい。あ、今でも書いてらっしゃる。
で、当時日本国内でブログをホストしているサービスがなくて、海外の「Blogger」っていうサービスを使って始めたわけです。日本語非対応だったんですけど、日本語で投稿すれば日本語で表示されるのでそれでいいかと。
ところが、先方サーバーで何か設定変更されたのか、ある日突然、すべて日本語が文字化けしてどうしようもなくなってしまいまして。新たに投稿しても、化けてしまう。もともと日本語非対応のサービスだったので、文句を言うこともできず、そのまま放置プレイ。
その後、ブログは一斉を風靡し、SNSが興隆し、私もご多分に漏れずmixiやfacebookにアカウントを持つことになっていったのです。しかしですね、たとえmixiが2000万アカウントを超えたと聞いても、やっぱり閉鎖された空間であることが感じさせられる。まあね、自分の身の回りのことをたらたら書いてる日記を大勢に見てもらう必要もないので、それはそれでいいんですけど、そんなところでこないだ読んだのが佐々木俊尚氏の「ネットがあれば履歴書はいらない」。
このご時世、「自分」というもののありようをネットの上にも置いておかないと仕事にならないよね、というのはぼんやりと感じていたんですけど、ずばりそれを指摘した本でした。mixiに時々書いてる社会ネタの日記も、mixiの中に置いておくだけじゃマスターベーションの域を出ない。やっぱりブログくらいはないと発信力が持てない。幸い、ここ数ヶ月で私の今住んでいるこんなアフリカくんだりでもネットの接続が大分安定するようになってきたので、ブログ再開の敷居も下がってきたし。
で、久しぶりに「Blogger」をチェックしてみたら、昔の投稿の文字化けは救えないけれど、日本語対応になってた。(で、「Blogger」はGoogleに買収されてた。)
他方で、今やってる仕事は守秘義務がかかったり、「職務上知り得たことはむやみに公表しない。」というお約束もあったりで、情報発信には気を使うことも多いんですけど、とりあえず再開する環境は整っているのが分かったので、よろよろと投稿を再開してみる次第です。
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